なくした物まであと少し@はてなブログ

雑記帳やら備忘録。年1更新が目標です。

メジロと梅と灰色の空。

こちら(関東)は既に春の陽気を感じられるようになりました。
この前は梅の花メジロが止まっているという、実に日本的な場面に遭遇しました。
それが何とも絵になっており、カメラマンであればカメラを構え、絵描きならばその瞬間を目に焼き付けたであろう、それほど素晴らしい状況でした。


しかしながら、こういう風にのどかな気候の中にいると、つい2週間前までいた北海道の極寒とでも言うべき寒さを忘れてしまいそうになります。
北海道の寒さはまるで冷たい金属を肌に押しつけられたように痛いのです。
また、その空は灰色がかって重く、空から光が見える事はあまりありませんでした。
北海道には、たった一年いただけですが、その一年でも多くのすばらしい事に気づかされました。
例えば関東の良いところと言えば、この春の陽気もそうですし、逆に北海道のすばらしいところは、空の広さです。
千葉の市街や東京と比べると空の大きさが格段に違います。地平線だって見えてしまいそうになります。(最も私がいたところは山があったので実際には見えませんでしたが。)
それに比べ東京の空は、狭い。
ビルの大きさが恐ろしいです。自分は元々千葉の住宅街で生まれ育ったのもあり、高層ビルになれていないという事もあると思いますが、北海道に行き東京の空恐ろしさという物を強烈に感じました。
まぁ、そのように色々と気づかされることの多かった一年なのですが、その土地の気候、風土という物は最低でも1月はいないと分からないのだな、としみじみと感じました。

例えば前述した灰色の空。これがずっと続いていくのですが、始めの頃は重く、どんよりとして、好きになれなかったのですが、ある時から急に別の見方が出来るようになったのです。
どのように見方が変わったかは秘密ですが、長い間付き合うと新たな見方が出来る。そのような事を身を持って体感させてくれました。

そういえば、北海道でもメジロは見えるのでしょうか?
いつか、その事を確かめに北海道に参りたいですね。

何を伝えたい文章なのか自分でもわからないのですが、手を動かしていたらこのような文章になりました。
それではここまで読んでくださった方には感謝をしつつ。失礼します。