なくした物まであと少し@はてなブログ

雑記帳やら備忘録。年1更新が目標です。

栄枯盛衰〜もしくは一つの同人誌が衰退するまでの時間について〜

今日は秋葉原に部屋の一角を占めるに至った同人誌を売却しに行ってきました。引っ越しを行う可能性が出てきたので、どうしても荷物を減らさなければならなかったんですよね。どうなるかはまだよくわからないのですが。
閑話休題
実際に売りに行った店舗は、K-BOOKSまんだらけとらのあなの三店になります。回った順版もその掲載順の通りになっています。つまり、K-BOOKSで売れなかった物をまんだらけに。まんだらけでも売れなかった物をとらのあなに持って行ったわけです。
売りに行った同人誌の中にはミヤスリサや、涼屋、樋上いたるの同人誌等も含まれていたので、そこそこの値段で引き取ってもらえると予想していたのですが、その予想は甘かったです。というのも、100冊ほど持って行った同人誌の中で引き取ってもらえた同人誌はおよそ40冊程度。半分以下となっています。涼屋とミヤスリサの同人誌に至っては売却することができませんでした。この事はかなり衝撃的でした。すこし古いとはいえ、まだまだ十分人気のあるサークルであると思っていた為ですね。
最終的40冊程度を売却して得た金額は凡そ5000円程度であったので、平均で1冊100円程度の値段がついたという事になったのですが、もっと旬の時期に売っていれば、もっと高い値段が付いたであろうことが予想されるので、なんとなく口惜しいですね。

しかし、口惜しいとは言っても、とらのあなで中古で扱っている同人誌、例えばカッタダッシュの既刊などですが、その値段を見た時に、自分は同人誌の流行が新しい物に変わってきているのを納得せずには居られませんでした。。なにせ、昔は1500円〜3000円ほどしていたカッタダッシュの中古本がが200円程度で売っている。これは衝撃的でした。自分の中で、値崩れしないと思っていた同人誌の一角であった、カッタダッシュが200円。これならば、たしかに自分の持っている同人誌は売れないのかもしれない。買い取り拒否をされても仕方ないのかもしれない。そういう風に思えました。
ところで、今回、自分は同人誌の買い取り拒否という困った事態になってしまったわけなのですが、買う側の立場として考えると、少し前までは高額であった同人誌が数百円で買えるというのはとても魅力的ですよね。数年前に買うのをあきらめたあの同人誌ももしかしたらも手が届く値段に下がっているかもしれない。それにカッタダッシュの帰還をすべて集めるのも、今の値段なら可能です。そういう意味では古い物を集めたい人にとっては今がチャンスなのかなぁ、と。
とはいえ、売るつもりであった同人誌が在庫と、人気が無いという事を理由に買い取り拒否されたのはショックでしたね。虎の店員さんに、今は人気の流行り廃りが激しくなってきているという事を聞きました。ん〜、コレはもしかすると、同人冬の時代が来るかも分かりませんね。
あ、なのは系はもう、どこの店も在庫過多らしく、売れない可能性が高いです。共に行った友人のなのは系の同人は本当に大手以外引き取ってもらえていないようでした。中古でなのは系を買う人も減ってるみたいですね。今はやっぱり、はがないが強いみたいです。ISと、マギカはまだなんとか売れていくみたいな感じで行ってましたねー。しかし、2.3年前ってこんなに同人誌の消費って早いもんでしたっけ?なんか消費サイクルが早くなってる気がするなぁ。


さて、最後に買い取ってくれた作品の傾向をそれぞれの店について書きます。
K-BOOKSは大手の成人向け同人誌と、大手では無い漫画を買い取ってくれました。次にまんだらけでは、大手の物を買い取ってくれました。とらのあなでは、中堅どころから、昔にある程度人気のあったサークルの物を買い取ってくれました。
まぁ、どの店舗も自分が売る物によって、値段は大分変るのでしょうけれど、古い物を売る場合はまんだらけだと、難しかもしれないです。在庫があると、買ってくれないような感じであったので。