なくした物まであと少し@はてなブログ

雑記帳やら備忘録。年1更新が目標です。

痔ろう入院日記 〜駆け足で退院まで。〜

おいお前!明日っていつだよ!月変わってるじゃねえか!という感じなんですが、更新しなかった理由が特にない辺り救いようがないですよね…。観劇自体はジュリアスシーザーの後に"奇跡の人"という木南晴夏高畑充希が主演の劇も見たりしたのでこれの感想も書きたいのですが、これも後々ですかね。(ちなみに奇跡の人は紛う事なきクソ劇だと思いました。その理由も追々に。)


さて、本題。私、数日前から入院しております。
病名は"痔ろう"。 いわゆる穴痔だとか言われるものですね。これからはその体験記と不満点を書いていこうかと思います。(暇なので)
特に受診した病院はネットでの評判は良かったものの、実際は…という病院でしたので、そこについてもちょっと触れたいと思います。(手術の腕自体は外部の先生がやることもあり、問題はないと思うのですが、その他の点について非常に問題がある病院だと感じました、)


診察。
凄まじく流れ作業で5分くらいで診察を終わる。こちらの顔もあんまり見ないで、”痔瘻だね、君普段から下痢でしょ、ダメだよそんなんじゃ。手術しないとガンになるリスクがあるから手術しないとダメだね。”と早口に言われ診察が終わる。のちのち、痔ろうの数に見落としがあることが手術後にわかりました。流れ作業的に診察を行っているので、こういう見落としだとかそういう事態は日常的に起きているのではないかと推察します。


入院前に手術の説明。
なんと!数年前に撮影した別の患者に説明してるDVDを見せられる。
この時点でなんじゃこりゃ、と思うも近くにほかの医院も無いため不満に思いながら自分を納得させる。インフォームドコンセントもあったもんじゃないな、と思う。(具体的にどういう施術がされるかという説明はもちろんない。)



入院初日
この日は朝、昼を家で検査食を食べてから病院に。看護師さんにお尻の剃毛をされたり手術前にすることを書いたプリントを渡されるくらいで終わり。あ、後は夜に座薬を入れて腸を空っぽにしておく作業がありました。検査食はお粥でした。可もなく不可もなくな味。


手術当日
この日は絶食&絶水。実験動物になった気分です。
手術当日といってもやる事は朝から夕方にかけて5本の点滴を入れられる事くらいでした。点滴を入れると何も食べてないのに多少の空腹感はある物の腹へって死にそうって感じはしなくなります。不思議。
手術直前に紙おむつ&手術着に装備を変えます。手術室では体育座りのまま横倒しにされ、腰椎麻酔をされます。痛み自体は予防接種だとかそんな感じの痛みなので以外に耐えられる程度のものでした。
手術の為に看護師さんにガムテープで思いっきり尻タブを開かれるのですが、かなり乱暴で、麻酔がっきいてるのに不安を感じるレベルでした。そのあとに尻を電気メスで焼かれ、ロウ管の摘出を行いました。おおよそ20分で手術は終了。予想よりもあっけないものでした。ただ、手術は麻酔が完全に効く前に始められるため、初めのうちは針でチクチク刺されるような痛みをずっと感じていました。後半からは全くの無感覚になりましたけど。(正直、いくら手術が詰まってるからって、流れ作業的に手術するこの病院の姿勢にはちょっと疑問が残っています。)
麻酔の感覚は足がしびれてる状態が下半身に広がってるといったもの。無理やり足を動かそうと思えば動くんじゃないかなーという感じでした。

この日は尿カテを通され、ベッドの上で絶対安静。特に頭は動かさないように、とのこと。(動かすと数日後に頭痛が出るらしい。)麻酔が聴いてるうちはいいのですが、麻酔が切れてきたあたりで、便意を催してくるなど、結構辛い状況でした。(看護師さんからは笑顔でたれながしてくださいと言われた。)我慢できないほどの便意ではないので翌朝までこらえることを決意。慢性的な軽い空腹感が辛く感じるもののなんとか就寝。


手術翌日
朝一で尿カテを抜き、ガーゼの交換をされ、紙パンツから普通のパンツに履き替える。前日からの便意を我慢していたのでトイレに行こうと立ち上がったところ、1分間以上おならが出続ける。どうにもガスを便意と勘違いしていたらしい。
この日も基本的にベッドの上で安静。というか寝てれば痛みは殆ど無いものの、座ると痛いので必然的に寝る以外することがなかった。この日から食事が再開される。食事ができるという素晴らしさに気づく。


手術終了後二日目。
この日から排便があり、日常生活にほぼ近くなる。排便時の痛みは…”この時”はあまり痛くなく、前日に激辛料理を食べたあとの排便の痛み程度で住んでいました。なんだ、こんなものか、と正直なめくさっておりました。(本番は術後1週間くらいしてからでした。)
座浴も始まり、一日に10回くらいお尻を洗うように指示される。めんどくさいと思いながらも、術創より細胞浸潤液と血液が大量に出てきていたため、ガーゼを交換するタイミングで座浴を行っていました。(60分くらいで二枚のガーゼがびしょびしょ。)
この時から生理用ナプキンをパンツに貼り付けて使用するようになる。特に夜の就寝中は6時間近くガーゼ交換ができないため、ナプキンにすごい助けられました。というのも寝る前には新品だったガーゼが朝にはびしょびしょになっており、ナプキンがなければズボンやシーツまで汚れているような状況になっていたからです。
この時に、ユニ・チャーム花王の偉大さを知り、更には男性用ナプキンを開発するべきではないかと思うようになる。

しかし、術後にもかかわらず医者の診察はなし。内心、この病院おかしいんじゃないかと悩むようになる。


手術終了後3日目〜5日目。
上でほぼ同様。シャワーと風呂が解禁され、日常生活は普通に送れるように。相変わらず椅子には座れないけど。時間を持て余すものの携帯でネットをして時間を潰す。起き上がれないからPCで資料を作ることもできず。
しかし、ここら辺から朝おきてから食事までの痛み止めを飲めない時間帯が結構な辛い時間帯になる。
術創に唐辛子をぬられているような痛みが薬を飲むまで(朝6時から9時。)ずっと続くようになり、涙目。今見ると痛みのあまりツイッターとかで弱音を吐いてるし、ベッドの上で手術しないほうが良かったんじゃないかと後悔していた。
けれども、徐々にガーゼの汚れも減ってきて一安心。かと思いきや…

相変わらず医者の診察はなく、いつごろ退院になるかの説明もない。痛みの事も有り、結構不満が溜まっていた。


手術終了後6日目
この日から散歩が解禁&ようやくの医者による診察と退院日の決定。
診察によって翌日の退院があっさりと決まる。また、この時にどういう手術をしたかを”こちらが質問する事”で説明される。この時にシートン法が行われていることを知り、4ヶ月ほど継続的に病院に行かない状況にされていることを知る。この時点で今まで説明されなかったことにたいする怒りが頂点に。
しかし、翌日隊員ができるということを希望に不満を胸の内にとどめる。ただ、この時に診察時点で痔瘻の見落としがあったことをサラっと言われる。”見つかってよかったねー”などと言われ、怒鳴りそうになる。なんとか心の中で退院…退院…と唱え、無心にして怒りを抑えました。

この日から散歩を行うのですが、散歩を行うようになると汚れや出血が増えるとのこと。
実際に散歩から帰ってくるとガーゼが非常に汚れており、それに伴い傷口が痛むようになるといった状況に。ちなみにこの日から午前中の地獄の痛みタイムが復活しました。泣ける。


退院日とそれから。
ささっと会計を済まし、退院。数日おきに病院に行かなければならないものの、やはりシャバは素敵です。
しかし退院してから入院時以上にガーゼが汚れるように。おそらく椅子に座ったりたっている時間が増えたためだと思うのですが、結構な痛みで家から出ることができない状況になっております。
ちなみに現在も退院数日後のため、まだまだ痛みは続いております。なんとか早く治らないもんですかね…