簡単に体験するだけかのコースかと思いきや、割と本格的に製作体験が出来ます。まずはじめに何となく包丁っぽい形をした、鉄の板を渡されます。
（写真の炉の淵に置いてある物）
これを炉の中に入れ、黄色くなるまで熱し、電動ハンマーでガンガン打ちつけていきます。このハンマーというのが中々凄いもので、音が凄まじい。外で制作するのですが道路中に音が響き渡り、通りかかる人が覗いて行きます。しかもコレ、結構速く打ちつけていきます。
こうして、包丁のモトを叩いてのばし薄く大きくしていきます。
まずは横に伸びるように背から腹へと打つ場所を変えていくのですが、それが中々どうして難しい。均等に動かすことが出来ずに歪な形に伸びてしまいました。後々これが悲惨な結果を招くのですが、この時はそんな事を考える余裕もありませんでした。均等に伸ばしていかないと、軟鉄と鋼の分布がめちゃくちゃになってしまい、温度が均等に上がらず焼入れをする際に、ぐにゃっと包丁が曲がってしまうそうです。古川さんが頑張ってそのような事態は回避してくれました。本当に大変そうでした…申し訳なかったです。
