なくした物まであと少し@はてなブログ

雑記帳やら備忘録。年1更新が目標です。

タイタンの戦い(映画)

ハムナプトラロードオブザリングと神話を混ぜたらこんな感じ。

ギリシャ神話が下敷きになっている物語・・・と思いきや、割と改変が酷い。いや、改変を改変と分かってたらいいのだと思うのですが、そうじゃないとかなり戸惑うかもしれないです。神話をうろ覚えで知ってる人は多分見ている間ずっと戸惑います。メデューサ?頑張って倒せばいいんだよね!みたいなレベルで改変されてます。鏡のように磨いた盾なんてものは一言も出てこない。元の神話はどこ行った
あと、ハデスクラーケンを使って町を滅ぼすとかどこから突っ込んでいいのか分からないレベル。怪物がクジラじゃないのは許容範囲としても、なぜ海の生き物をハデスが使うのかちょっと理解できない。多分、ディズニーの映画で付けられたハデスのイメージのせいだと俺は邪推してます。多分あながち間違ってない。まぁ、あそこで神話通りにハデスじゃなくてポセイドンにしたら話が繋がらないし、しょうがないのか?

この映画の楽しみ方を述べると、人物関係の把握なんて放置してただ単に映像の凄さとか、どことなく漂うロードオブザリング的な雰囲気とかそんな物をカンフー映画を見る時のノリで感じ取ってください。深く考えたら負けです。

いや、映像的には綺麗ですし、CGもちゃんとしてるのに凄く残念な感じがぬぐえない。
総評。毒にも薬にもならないけれど、何にも考えずに見ていれば退屈する事は無く最後まで行くと思います。もしくは友達と家で見ながら突っ込みまくるのもアリな気がします。神話に詳しい人がいれば最初っから最後まで突っ込みどころ満載だよ!

あと、今回の神話は星座で言うと秋の星座に詰め込まれています。これからちょうど見える時期になってくるので、本当の神話を調べて見てみるとよいんじゃないでしょうか。くじら座、ペガサス座、カシオペア座ケフェウス座ペルセウス座アンドロメダ座。ほとんどがこの神話に由来したものとなっており、物語性は四季の中で一番しっかりしている季節になります。星座自体はマイナーな物が多いのですけれどね。