なくした物まであと少し@はてなブログ

雑記帳やら備忘録。年1更新が目標です。

かみぱに!レビュー。暫定版

詳しい感想は後でかけたら書こうとは思います。ちょっとこれから出かけなければならないので。
とりあえず言いたい事は、作品全体としての出来は置いておいて、シナリオの構造にちょっと受け入れがたいものがあったので少し困っているという事です。全体を俯瞰しようとしても、その一点だけが気にかかり冷静な判断が下せません。

これは個人的な嗜好なのですが、ヒロインに枷をはかせたシナリオは、あまり好きではないのです。そのため、とあるヒロインのルートを認める事が出来なかった。5人の中で一人だけゴールする事が許されていないレース、そんな物の存在は俺は認められません。どうにもこのゲームは歪で判断がしにくい。


この作品は萌えゲーなんですけれど、困った事に、萌えゲーとして作ろうとした人と、シナリオも見れるよ!という意識で作った人がいて、作品内で不協和音を構築している。そのようなゲームでした。


キャラクター単体を見れば十二分に可愛いのですが、その可愛さを推すシナリオとキャラクターを要素として用いるシナリオの2パターンがこの作品に同時に存在していて、そのせいで自分はこの作品を素直に萌えゲーと断言できなくなっています。
はっきり言ってシナリオに目新しいものは特にありません。なのにシナリオが重視されているルートが二つもある。しかも2つの内容がほとんど同じものである、という点が少し失敗している点かな?と思います。多分多くの人も引っかかりは覚えていると思います。

具体的に言ってしまうと、恵と古依の事になります。
古依は締めとなるべきものだったシナリオですが、どうにも設定をうまく生かしきれずに、むしろ設定に振り回されてしまった感が否めないです。ご都合主義というよりも、解決方法が思いつかずに禁じ手を使っているようにしか思えませんでした。>最後の展開
恵シナリオは、一応ご都合主義で済まされるレベルだと思います。しかし、本当に勿体ない。恵の魅力がシナリオのせいでこそげ落とされてしまっていました。こう言っては申し訳ないのですが、正直ライターの力量不足であったと思います。あと、恵シナリオと古依シナリオで誓約に関する設定に食い違いが起きてしまっているのですが、それが意図的な物によるのか、複数ライターによる弊害なのかはわかりません。個人的には複数ライターによる弊害だと考えていますが。しかしそうなると下に書いたライターの対応表(予想)が狂ってきてしまうのですよね。困りました。

ここまでマイナス点ばかり書いてしまいましたが、天音と瑞希のみで及第点を超えている作品なので、全然悪く無い作品です。むしろ面白い部類に入るかもしれません。天音、瑞希が気になる方ならば損はしない事を保障できます。この二人については手放しでお勧めする事が出来ます。特に天音はとっっっても可愛いので。

複数ライターに関しては、

  • ののか先輩
  • 瑞希、天音
  • 恵、古依

になると思います。恵と古依が同じライターかどうかはちょっと自信がないですが。(上述の理由により。)

駆け足の上、暫定版ですが、これをもってかみぱに!のレビュー、もしくは感想とさせていただきます。しばらく考えて新たに感想をしっかりと書きたいと思います。